年寄りのたわごと あんたに言われたくない(21)
                  リーダーのレジリエンスか

                                                   ななえせいじ
 
 久しぶりだね、元気だった? まず、乾杯。とりあえず会えてよかった。まず選挙結果どう思った?

太田道灌の歌が思い浮かんだよ、七重八重花は咲けども・・・実の(蓑)一つだになきぞかなしき。野党連合は実らなかった。国民はこの結果を予測していたかもね。野党の魅力不足はいかんともしがたかった。
 自民党はいち早く表紙を替えたのに、野党は替えなかった。威勢がいいだけでは国民は共感しない。自己陶酔は自己満足にすぎない。負けて気付いたみたい。国民はみな苦しんでいるのだから希望の示唆が欲しかった。そういうものがないと国民の心は動かないよね。生命云々と叫んでもインパクトは大きいようで小さい。若者は安定した仕事が欲しいと言っている。安心感とか、やりがいとかと目標がはっきりしている。カネを出せばいいというものじゃないでしょう。国民の願いは持続して頑張れる仕事が欲しいとね。今こそ訴えます。信長のような突破力ありますか?ないなら鳴くまで待つより仕方ないでしょうとね。

 ちょっと飛躍するが、この選挙は日本の分岐点なるかもしれないということ。コロナ後の日本は大きく変化する。巨大与党とか、巨大企業とか、巨大産業とか、何かと大と小を区別したがる仕組みが日本社会に既存していた。こうした価値基準が変わっていく。日本経済をささえてきたこのピラミット構造が崩れていく。例えば情報とかが瞬時に入手できるとあって機会は均等化し誰でも起業できる市場が生まれている。その分優勝劣敗も激しい。
 世の中のメカニズムが複雑化しシステム化する一方で強いもの勝ちの差別を生み出している。生きにくくなっている。秩序はみだれ、自然現象まで崩壊していく。大げさでなく人口減は人間そのものが絶滅危惧種になっていくであろうという警告じゃなかろうか。

話が飛躍してきたね。愚痴はこれくらいにして冷静に今選挙を総括してみようよ。いささか与党は勝ちすぎたよね。これも民意?でも勝ちすぎは良くないよね。必ずしっぺ返しが来る。勝って兜の緒ってやつ。
 さて、立民はどこに向かうのだろうか。最大の関心事は表紙を誰にするかにあります。ここは思い切って女性党首も悪くないと思いますがね。負けた辻元さんで如何でしょう。浪人中の充電期間ならば大いに働いてもらいましょうよ。顔も売れているし、同情も集まる、何よりこれまでの実績とスター性もある。辻説法で党の政策を喧伝する。党首は国会議員と決まっているの?良い広告塔と思いますよ。
(たわごとですので参考までに)。     
                         
               2021年11月10日
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