歳在壬辰 弥生抄  服 部 清 人

中京競馬場にて十一句
春風に馬の目やさし二重かな

馬の耳すくとたちたりふきのたう

春風や走り抜けたり駿馬の血

血で走り抜けたる駿馬青き踏む

踏青や馬のまなこはやはらぎて

春競馬走り去るものみなはやし

地響きして馬走り去るつちふれる

三歳にしてこの脚力や春競馬

駆け抜ける馬群の響き地虫出ず

やはらぎて森羅万象春競馬

駆け抜ける馬群を抜きて春の風

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