歳在壬辰 睦月抄  服 部 清 人

熱田神宮初詣にて九句
神の苑すこしひかへて初笑

衣ずれの音に寒禽首をあげ

文字寒と響くも神のなせる業

縁起巻悴みて筆執る人も

三が日過ぎ松七日過ぎ淑気

異体字に神ひそみしや寒椿

屠蘇白く濁るも神のなせる技

飛白書に神も真白の息を吐き

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