年寄りのたわごと
            あんたにいわれたくない―(19) 
           野党に問う、信長のような突破力ありますか

                                                   ななえせいじ
 
 今日は9月15日。その昔、天下分け目の「関ヶ原合戦」は慶長5年(1600)のこの日でありました。自民党総裁選を天下分け目と表現するには違和感ありますが事実上総理大臣を決める選挙でありますから派閥の領袖からすれば天下分け目と言えなくもない。がしかし但し書きをつけておきたい。政局がどう転ぶか分かりませんからね。
どういうこと?
 いかに多数派与党であっても自民党というコップの中の話。コロナのさなか、国民感情は大きく変化しているということを考慮しなければなりますまい。この年寄りは、奇想天外な構想をめぐらします。党総裁決まる、解散総選挙、議員の勢力図変わる、与党対野党の二大政党実現か、それとも自民党時代の継続か、国会の首班指名の選挙で野党から総理大臣が出現するかもしれない。ポストコロナは、このかも知れないが現実となる期待はゼロではないのです。
 それとも今までの継続に慣らされ不満だらけの生活を続けますか。コロナ後遺症を背負ったまま中流貧困家庭に落ちぶれても妥協し我慢の不透明時代を生きていくつもりですか。自民党総裁選より大切なのは次に来る総選挙であります。もうすでに名簿を頼りに投票を呼び掛ける電話作戦が始まっておりますよ。どんなに無視しても年寄りを気遣うメッセージが吹き込まれている。でも今回ばかりはどんなに頼まれても大勢に流されません。左様に国民の選択の余地は少ないのであります。
 私は関ヶ原の闘いよりも信長が劣勢を跳ね返して勝利した永禄3年5月19日(1560)の桶狭間の戦い(1560)を思い描きます。数々あれども野党に信長のような劣勢をものともせず突き進む突破力はありますか。え、ない?。だったら鳴くまで待とうの鷹揚さも今は必要じゃないか。年寄りをはじめ、国民の多くは野党からスター誕生を待ち望んでおりますよ。太郎もいいが、山本太郎も麻生太郎も坂東太郎、嵯峨太郎もいるでよ。㊟口から出まかせです
                                 
                         
               2021年9月15日
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