歳在壬辰 如月抄  服 部 清 人

丸善俳画展にて六句
けふも北は雪の降るらし反古破る

口紅のごとき印押す春隣

深夜便過ぎて行きたり筆凍てる

裸木をひふみと数え丸善へ

梅描きさて朱はどこにおくやらん

反古破る音響くなり春深夜

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